主は与え主は奪う 2014 6 15

2014年6月14日の時事通信社には、このようなニュースがあります。

イラク、国家分断固定化の恐れ シーア派民兵組織参戦

【カイロ時事】イラク北部モスルなどを制圧し、
首都バグダッドを目指す、
イスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリアのイスラム国」の進撃を阻むため、
シーア派民兵組織が前線に入った。
 これにより「イスラム国」のバグダッド制圧は極めて困難になる一方、
北部では「イスラム国」の支配が強化され、
スンニ派とシーア派の対立による国家の分断が固定化される恐れがある。
(引用、以上)
 この記事に付け加えるならば、
イラク北部のクルド自治政府も、
「クルド共和国」として独立するかもしれません。
 イラクでは、内戦が始まるか、
それとも、イラク分裂になるか。
これが、この地で予定されている「最終的な戦争」の導火線になるか。
 このようなことを知れば、
誰もが悲惨な未来を予想するでしょうが、
実は「福音」でもあるのです。
 最終的な戦争の後、悲願だったアラブ統一が実現するでしょう。
中東全域を支配する「アラブ共和国」が出現するかもしれません。
 いずれにせよ、イラクの幸福もイラク人のものであれば、
イラクの不幸も、イラク人のものです。
 中東の地に伝わる旧約聖書には、
「ヨブ記」というものがあります。
 数々の不幸が、ヨブを襲うが、
そこで、ヨブは、何と答えたか。
「わたしは、裸で、母の胎を出た。
裸で、そこへ帰ろう。
主は与え、主は奪う。
主の御名は、ほめたたえられよ」
「わたしたちは、神から幸福をいただいたのだから、
不幸もいただこうではないか」
 中東の神は、こう言われる。
招かれる者は多いが、選ばれる者は少ない。
信仰は、常に試される。




















































































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